適正株価をチェックする 「PER」の見方
いざ初めて株を買おうと思ったとき、その株価が高いのか安いのかの判断がなかなかつかないと思います。
そんなときに判定するのがこの「PER（株価収益率）」です。
これは株価が「1株当り利益（EPS)」に対して、今、何倍の価格になっているか、を表しています。
計算式で表すと、
ＰＥＲ（株価収益率）＝株価÷１株当り利益（EPS)
です。
「1株当り利益（EPS）」というのは、会社の「税引後利益」を「発行済株式数」で割ったものです。
1株当り利益（EPS)＝税引後利益÷発行済株式数
このPERの「１株当り利益」の何倍で株価がついているかという意味は、わかりやすくいいますと
「その会社の利益の何年分の価値で取引されているか」
ということになります。
例えば、ＰＥＲが１０倍であれば、その株価は利益の１０年分の価値で取引されている、という意味です。
このPERの指標には、一般的な基準というものはありません。
PERを利用するときは、同業他社のPERと比較したり、同銘柄の過去のPERと比べて現在の株価の水準を判断したりします。